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ご挨拶

この度は、東林寺ホームページにお越しいただきありがとうございます。

その昔、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征されたおり、雁坂峠の頂上から秩父の山並みを眺め、武人のように堂々とそびえ立つ山の名をお尋ねになったといいます。そして里人は、その名を「秩父が嶽(たけ)」と答えたと伝えられています。秩父のシンボル、武甲山「秩父が嶽」の頂をのぞむ寺。それが嶽頂山(がくちょうざん)東林寺でございます。

東林寺では、創建以来約四百年の法灯を護っております。

この長い歴史を受け継いでくることができましたのは、その時代時代の人々が物心両面の布施行により、当山を護り続けてくださったからです。当山は今後も檀信徒や地域との結びつきを大切にしながら、人心を和らげる開かれた寺院を目指してまいります。

仏教は、一度きりの人生を幸福に生きる「生き方」を説いています。生きているうちに聞いて、人生に活かしていただきたいと願っております。当山では、坐禅会などを定期的に開いております。どうぞ気楽にお越しください。合掌

住職:平塚一寛


嶽頂山 東林寺

寺名嶽頂山東林寺
宗名曹洞宗(禅宗)
本尊准胝観世音菩薩
秘仏宝冠釈迦如来
開山清翁全吉大和尚
開基東林院殿慶香妙瑞大姉

教義

わたしたちは、仏さまと同じ「仏心」を与えられてこの世に生まれました。 しかし、その尊さに気づかずわがまま勝手な生活をして、苦しみや悩みのもとをつくっています。 そこでわたしたちは、お釈迦さま、高祖道元禅師さま、太祖瑩山禅師さま(一仏両祖)の御前で誓いを新たにし、仏の教えを信じ、 仏の教えに導かれて、本来の姿(仏)に目覚め、まごころに生きる実践を深めなければならないのです。 そこに生きがいと幸福を見出すのが曹洞宗です。


東林寺の歴史

当山は、寛永年間(1624~1645年)初頭、秩父市吉田の清泉寺七世清翁全吉大和尚が大檀那今井家の寄進を受け創建したと伝えられています。開基は女性で、東林院殿慶香妙瑞大姉(俗名不詳)というお方です。当山で菩薩の母とも称される准胝観世音菩薩を本尊として祀っておりますのは、開基さまのご遺徳をたたえるためともいわれています。

宝暦3年(1753年)8月に火災に遭い、伽藍のほぼ全てが焼失。その後、本堂の一部は改築されるも、長い間荒廃が続きました。

やがて、明治34年2月に当山十七世中興天山禅暁大和尚が寺院の復興の志を立て晋住し、終生をかけて伽藍の改修に努めました。その遺志は法孫に受け継がれ、平成元年に秩父大仏の造立(翠雲堂)、平成9年に客殿の建築(向井建築)、さらには平成26年に本堂の改築造立(鵤工舎)を具現し、現在に至っております。

東林寺境内
客殿の建築

歴代住職

開山 清翁全吉大和尚
二世 超然久越大和尚
三世 宗雲嶺虎大和尚
四世 天春萬龍大和尚
五世 昌天順長大和尚
六世 英陽晃岳大和尚
七世 貞有北禅大和尚
八世 亀山積峰大和尚
九世 魏天廊堂大和尚
十世 関山梅枝大和尚
十一世 波髙乙堂大和尚
十二世 還海古京大和尚
十三世 金陵玄?大和尚
十四世 禅枝碓芳大和尚
十五世 長學全龍大和尚
十六世 大寛龍禅大和尚
十七世 中興 天山禅暁大和尚
十八世 活山暁二大和尚
十九世 再中興 寛山能仁大和尚
二十世 渓山一寛和尚

境内紹介